喫煙者もタバコの被害者! 「やめたくてもやめられない」を理解して家族の禁煙をサポートしよう!
3章 禁煙への第一歩!禁煙外来で必ずプロの支援を受けよう
失敗するのは当たり前!必ず通院を続けよう
禁煙治療を始めたのに、途中で「タバコを吸ってしまったから」と、治療を諦めてしまう方がいます。禁煙治療のガイドラインでは、初診から8日目に禁煙をスタートすることになっていますが、タバコを吸ってしまったからといって失敗ではありません。次回の診察で医師に報告し、その上で一緒に対処法を考えていけば良いのです。吸ってしまっても、通い続けることが大切です。
ニコチン切れの症状は3日がピーク
禁煙を始めるとニコチン切れの症状がすぐに表れ、吸えないストレスに襲われます。でも、ニコチン切れの症状は禁煙を初めて2~3日間がピークです。3日経てばニコチンの血中濃度がゼロになり、その後は、ニコチン摂取によって分泌が止まっていたアセチルコリンが再び戻ってきます。2~3週間経てば普通の人と同じ量のアセチルコリンが分泌されるようになり、禁煙成功率はかなり上がります。
家族は温かい目で見守ろう
禁煙サポートは信じて見守る姿勢がとても重要で、「何も言わない」というのが一番いいサポートであることもしばしばあります。
「タバコ吸っているんじゃないの?」と疑ったり、禁煙が続いている時に「どうせまた吸っちゃうんじゃないの?」と、自信をなくすような言葉をかけたりするのはNGです。余計な言葉はかけず、温かく見守りましょう。
喫煙者が我慢したりイライラする姿を見るのはご家族としても歯がゆい気持ちになると思いますが、ニコチン切れは一生続くわけではありません。禁煙サポートも長い目でサポートしましょう。
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1章 禁煙の一番の敵!「ニコチン中毒」の本質を理解しよう
2章 タバコを「やめたくてもやめられない」を理解しよう
3章 禁煙への第一歩!禁煙外来で必ずプロの支援を受けよう
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