都市伝説レベルの誤解と偏見! 副鼻腔炎の正しい知識を身につけよう
1章 副鼻腔炎ってどんな病気?
昔で言う「蓄膿症」は慢性化した副鼻腔炎のこと
副鼻腔炎には急性と慢性がある

副鼻腔炎は、風邪とセットで一時的に発症する「急性副鼻腔炎」と、3ヶ月以上症状が続く「慢性副鼻腔炎」の二つに分けられます。
急性副鼻腔炎
風邪をこじらせて起こる細菌感染がおもな原因です。色の濃いどろっとした鼻水、発熱、顔面痛、頭痛などの症状があります。適切な治療を行えば1~2週間程度で治りますが、なかには慢性副鼻腔炎に発展してしまうケースもあります。
慢性副鼻腔炎
副鼻腔炎の症状が3ヶ月以上続いた状態。ひどくなると鼻の粘膜が腫れて水ぶくれ状のポリープができることもあります。ポリープが増えたり大きくなったりすると鼻づまりの原因になるほか、頭痛を引き起こすこともあります。
蓄膿症は慢性副鼻腔炎の俗称
昔よく耳にした蓄膿症(ちくのうしょう)は副鼻腔炎とは別の病気だと思っている方もいますが、蓄膿症は副鼻腔炎の一種です。副鼻腔炎のうち、副鼻腔に膿がたまって慢性化したものを、“膿が蓄積する”と書いて蓄膿症として呼ぶようになりました。ただし、蓄膿症は正式な医学用語ではないため、慢性副鼻腔炎(もしくは慢性鼻副鼻腔炎)と呼ぶのが正式です。
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1章 副鼻腔炎ってどんな病気?
2章 副鼻腔炎の診断とおもな治療法
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内視鏡・CT・血液のそれぞれの検査でわかること・検査にかかる費用
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処方される薬の種類とそれぞれの特徴
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「メスを入れる手術」は昔の話!今は内視鏡手術が主流に!
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最近増えている、アレルギー型の「好酸球性副鼻腔炎」
3章 副鼻腔炎の思わぬ弊害と正しい予防法
都市伝説レベルの誤解と偏見!
副鼻腔炎の正しい知識を身につけよう