子どもの成長と発達障害「発達障害は病気ではない」
2章 子どもはどのように成長していくのか
自分の感情をコントロールする(自律)
自分の感情をおさえる「自律」
子どもは3歳頃になると1人でどこへでも移動できるようになります。
子どもは自由に動きまわりたいと思っても、親は危険を回避するためにも子どもの行動を制限せざるをえません。
このような親との間の衝突を、反抗と呼びます。
子どもの反抗は、自律が発達することによっておさえられます。
自律とは、自分の感情をコントロールすることです。
自律がしっかり育った子どもは、今後の生活の中で社会に適切な行動をとることができるようになります。
時期:3~4歳頃
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一般的に3~4歳頃に「自律」が形成される準備がととのいます。 発達障害のある子どもは、生まれながらにもっている本人の素質などが原因となり、この年齢が遅れる傾向があります。 |
自律が育たないと・・・?
4歳以上になっても、自律(社会に適切な行動をとること)が育っていないと、後々ADHD(注意欠如・多動性障害)につながっていく恐れもあります。
まとめ「親がサポートできること」
良いこと悪いことは、周囲の状況、社会的規範から決まります。
周囲の状況をわかりやすく説明してあげること。がまんすることの大切さを教えてあげましょう。
ここからは、父の社会的規範としての役割が重要になってきます。お父さんしっかりしてください。
- index -
1章 はじめに
2章 子どもはどのように成長していくのか
1歳頃
2歳頃
3歳~
4歳~
6歳~
10歳~
3章 発達障害の基礎知識
4章 主な発達障害
ADHD(注意欠如・多動性障害)
LD(学習障害)
PDD(広汎性発達障害)
5章 目指すところ
6章 発達障害が疑わしいと感じたら
子どもの成長と発達障害「発達障害は病気ではない」